2020年(令和2年)1月号

題字 尾上柴舟 表紙 大瀬 宏
2020年(令和2年1月号)
創刊九十周年記念特集
小序 山本 光珠
短歌とともに(記念随筆) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
米田 勝恵 滝沢 韶一 平本 律枝 柳原 孝子 田中 淳子
守光 則子
難波 雪枝 竹添田美子 大垰 敦子 吉澤 和子 高本 澄江
村上 山治
澤田久美子 月原 芳子 豊田 敬子 大瀬 宏 新井 邦子
廣本 貢一
上脇 立哉 岡田 寿子 吉山 法子 福光 譲二 西本 光仁
吉田 征子
吉田ヒロミ 鍋谷 朝子 野坂 昭雄 勝地 健一
『青樹林 真樹九十周年記念合同歌集』批評 ・・・・・・・・・・・・ 18
大瀬 宏 大垰 敦子 西本 光仁 福光 譲二 上脇 立哉
高本 澄江
山本 光珠 澤田久美子 隅出志乃惠 田中 淳子 吉田 法子
米田 勝恵
吉田ヒロミ 新井 邦子 廣本 貢一 近藤 史郎 滝沢 韶一
石井恵美子
承前八年史(平成二十三年~三十年) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
新井 邦子 森ひなこ 岡田 寿子 吉田 征子
九十周年記念短歌大会記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
吉田 ヒロミ 福光 譲二 石井恵美子
講演録 安田 純生氏「山本康夫の大阪詠」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 50
☆研究 □俊成九十賀 -古典の小径130― ....外村展子
□尾上柴舟のうた226 ‥‥宮﨑孝司 澤田久美子 山本光珠
□内面客観の道をたずねて119 ‥‥石井恵美子 柳原孝子 小巻由佳子 村上山治 廣本貢一 上脇立哉 吉田征子 勝地健一
□近現代歌人の一首【前 登志夫 】 ‥‥近藤史郎
□【異文化essay】27 W杯 ‥‥田中淳子
□佳品嘆美*136〈万葉集〉〈石川啄木〉 ‥‥山本光珠 村上山治
☆作品評
☆再録 □真樹の曙―旧号抄録151(1)(2)-
□他誌抄録99
☆記 □真樹サロン短歌会記 ...吉田征子
□後記
ご案内 -2020年1月-
真樹サロン (会場は真樹社)
日時 1月26日(日)10時~ 協力
13~15時 短歌会
会費 500円(10時からの来会者は不要)
出詠 1首を担当者 福光譲二まで(SMS可)
締切 1月15日
山本康夫の歌―2019年(令和元年)12月号
歌の道わが行かむ道命あるかぎりを行きて果て知らぬ道
歌の道はろけき極み知らねども一生(ひとよ)をかけてわが行きゆかむ
歌の道遠くひかりてつづきたりわがつつしみてゆくべかりけり
歌の道けはしきままに幾たびぞ深きなげきをわが返し来ぬ
『薫日』(昭和12年刊)-自序
2020年1月号
20首抄(2019年12月号より抄出)
袋には宝石のごと葡萄満ち粒一つずつ果汁なまめく 勝地 健一
地蔵堂にまどろむ猫を撫(な)でおれば風吹き渡る雲光る空 金尾 桂子
軒々に雀は見えず実る秋はるか稲田にたわむれいるか 木村久仁子
縁ありし人らにつたない文を書く別れの言の葉選びえらびて 後藤 祝江
歩き疲れ瞳あげれば相生橋原爆ドームに秋の日強し 小畑 宣之
寝つかれず窓をあければ人住まぬ闇の庭辺に虫のささやく 鈴木 敬子
かくまでも壊れに壊れわが心不安つのりてさまよい漂う 隅出志乃惠
泣くほどのことにあらじと苦笑いしつつ溶けゆくビスケットに泣く 高本澄江
共々に道の頂点究めんとせし自負心は生涯の糧 竹添田美子
十六夜(いざよい)の月に来し方思われて明日の舞台の不安払いぬ 田中淳子
何となくあれこれ思う秋の日を亡き母の上(え)に気づきあるなり 永井妙子
私には捨て難きものと知る夏に「平和希求号」ポストに届く 鍋谷朝子
他人さま迎えることを良しとせり他人の目にて掃除するなり 濱本たつえ
酒飲みをつれて帰るは母の仕事苦しくありけん人の目ありて 的場いく子
ギター弾く極楽トンボの我ありて新しきレンジで夫は料理す 森 光枝
スピンしてクレーンは過去を払うがに工場を次ぎて解体しゆく 山本全子
古希過ぎの身に今からも社会への貢献できる仕事はなきか 宇吹 哲夫
早起きし各停で来たる福山の「北斎展」になじみの絵と会う 大越由美子
現(うつ)し世に生(あ)れたる幸を確かめて守りてぐちをこぼさず行かん 大森 勝
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