山本康夫の歌ー2019年(令和元年)8月号
『麗雲』(昭和22年刊) ―歌の道(昭和21年作)―
歌の道にこりゆく命見つめてはつたなき嘆きかへすいくたび
歌に向ふこころはあつくなりゆけどその作(な)る歌に足ることもなし
いたれりし大人(うし)らの道はひびけども仰ぐにきびしその歌ごころ
歌の上にまことをこめてあるといふ思ひがわれの生(よ)を荘厳す
わが力おぼつかなしと知るからに心つくして歌は詠むべし
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