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2018/10/25

ご案内 ー2018年10月ー

       真樹サロン
            日時 10月28日(日)10時~    協力
                            13時~15時 短歌会
                会費 500円(10時からの来会者は不要)
            出詠 1首を担当者 新井邦子 まで
            締切 10月15日     

                        (会場は真樹社)
2018/10/25

2018年10月号「前号20首抄」

 20首抄(2018年9月号より抄出)ー
 木もれ日のゆるる湖畔に思い出(い)ずいちずの思いに涙ながししを      松尾 美鈴

  ひと月を過ぎて早苗田分蘖(けつ)すと根張りよろしき炎天の下               松永 玲子

 はるばると海山こえてくる黄砂今年も人をなやまし去りぬ                 山野井 香

 皇子(みこ)眠る陵墓(りょうぼ)をわたる春風は語らうごとく若葉をゆらす   吉田 征子

ユニホームをスーツに替えて姿みするそれぞれの額(ぬか)明日の風待つ     大垰 敦子

つながらぬ言の葉だけが横たわり君との距離を測るためらい              勝地 健一

報われて終わる日ばかりにはあらねそれでも今をただ生きてゆく            金尾 桂子

先の人の落とし物とり大声に追いかくる身を熱波はつつむ               柴地 暁子

木を刳()りて清水(きよみず)通す水車綿虫の舞う秋の妻籠よ                  下井  護
着る物も食べ物もすべてつましくし懸命に生きし先祖をしのぶ             隅出志乃惠

友を待つ間に桜よく見れば「上を向けよ」と小枝教える                髙見 俊和

季(とき)を得て風を光を包み込みレタスは緑の玉を紡げり               高本 澄江

瞑想にかなう木陰か鏡山城跡に座し行雲を追う                    田中 淳子

山城の跡ゆ見下ろすそのかみの穀倉の地はコンクリの街                中村  武  

知らぬ間に犯しし罪のあるを知る今知るとてもなすすべ知らず             鍋谷 朝子

日常は平和な日々がつづられる退屈じゃない豊穣(じょう)なんだ          西本 光仁

柿の木は風吹く中にただ立ちて話すがごとく体をゆらす                延近  道江

警報ののち洪水に変わりゆく画面、字幕に激しさを知る                廣畑佐か江

その背(せな)は敵の目欺く木漏れ日柄バンビ瓜坊自覚のありや         福光 譲二

散歩道のかなたに見ゆる里の峰父母思えども語るとき過ぐ         堀部みどり

2018/10/25

山本康夫の歌ー2018年(平成30年)10月号

     『樹の遠景』(昭和54年刊) ー吉備路(昭和50年作)ー               
             
               
身辺を清めて歌に生きんとすわれの限度はわれのみが知る
               さわやかに秋の風立つ朝窓に今日書き上げんペンの手はずむ
               たわやすく人類終末論はびこれど関わり薄く歌作り生く
       秋の日の白々として庭前の若木の銀杏葉を照り返す
              
 
      
     


2018/08/28

平成30年7月豪雨で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
2018/08/28

2018年(平成30年)9月号

            2018年9月号表紙縮小_convert_20180828125004
   ☆研究   □東京麻布「十番倶楽部」-古典の小径115ー  ‥‥外村展子
       □尾上柴舟のうた     ‥‥中村武  
澤田久美子 山本光珠 
       □内面客観の道をたずねて ‥‥滝沢韶一 小巻由佳子 柳原孝子 大垰敦子 
                        
宮﨑孝司 新井邦子  上脇立哉 金丸洋子
       □近現代歌人の一首【安永蕗子】         ‥‥近藤史郎
       □【異文化essay】16犬と猫            ‥‥田中淳子
       □佳品嘆美〈万葉集〉〈永井陽子〉      ‥‥山本光珠 森ひなこ
  ☆作品評
  ☆再録  □真樹の曙ー旧号抄録
       □他誌抄録
       □ほか
  ☆記   □真樹サロン短歌会記
       □ESSAIS 鴨長明の一首
       □後記

2018/08/28

ご案内 ー2018年9月ー

      真樹サロン
            日時 9月23日(日)10時~    協力
                       13時~15時 短歌会
                会費 500円(10時からの来会者は不要)
            出詠 1首を担当者 新井邦子 まで
            締切 9月15日  
     真樹デイ
          日時 9月21日(金) 10~12時  協力
         (共に、会場は真樹社)
2018/08/28

2018年9月号「前号20首抄」

20首抄(2018年8月号より抄出)ー
 天そばを食してのちに汽笛鳴る少し昔の糸崎駅は             樋口  礎
 きのこ雲を見し夏来たり吟じたし世界へ届け原爆のうた          藤河賀久清
 ころんだり落ちたり滑ったりの者ばかり受験生には禁忌の病室       守光 則子
 亡き母と亡き妹がたずね来る夢におどろくうたたねの午後         山野井 香
 手を伸べば花の小枝に触れるかや魔のささぬうち列車よ出(い)でよ     吉山 法子
 満開の桜に丸き月かかりたれもふわりと羽衣まとう            新井 邦子
 就活に出(い)で行く孫を見送れるわが白髪を映すミラーは         有本 幸子
 津女津中共学となれば同窓よ兼英先生名簿に後輩             石井恵美子
 亡き夫が買いてくれにし夏帽子形崩れず三十三年             岩本 淑子
 燕らよ戻り来たれるこの国の空の匂いは去年のままか           上脇 立哉
 あまたなるおのが障害気にしても仕方なければ気楽さ求む         大森  勝
 赤き舌わずかにのぞかせ石楠花は風のぬくさを確かめている        岡田 寿子
 ちょっとしたほころびいつまで繕えぬまなじり上ぐる母の夢見る      川上  薫
 世の人の知り得ぬ努力積まれけん今わが前に光る名作           川口 浩子
 撩(れう)乱の色を鼓舞してチューリップ園に人らの笑顔が歩く       廣本 貢一
 けさ生(あ)れし蝶るりいろの羽ひそと楓の若き葉に息づけり        澤田久美子 
 見上ぐれば空旋回すきのうまで我が庭にいし鳩にあらずや         竹添田美子
 紅(あか)もみじのはざ間にみゆる雲の海見上ぐるわれに朝鳥の鳴く     龍野日那子
 ガラス戸に笹の葉ゆれるかげ映り午後の薄日にあらき風見ゆ        豊田 敬子
 山吹の花びらひとつ散れるを見ひとつ年ます春をば待ちぬ         永井 妙子
 
2018/08/27

山本康夫の歌ー2018年(平成30年)9月号ー

   『広島新象』(昭和34年刊) ー新秋(昭和32年作)ー

     さむらいの末と伝えて世にうとく貧しく峡の村に育ちぬ
     秋風に灯かげさえゆく夜を惜しむ愛の詩篇の頁とざして
     潮(うしお)のごと善意のこころ胸に満つかかる新秋の夜の刻を得つ
     生きてあらば大学を卒ゆるころかなどといいて直かりし子が性を恋う
     客少なき夜更けの電車灯の明く見回して親し目の合う時に
     枝刈りて明るくなりしいちじくの幹にその実のつぎてふくるる

      
2018/07/21

2018年(平成30年)8月号

    2018年8月号表紙001_convert_20180721194049 
700ピクセル  ☆研究  □「恋」を「こひ」と書くこと-古典の小径114ー  ‥‥外村 展子 44
  ☆作品評
  ☆再録  □他誌抄録-82-       ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53
  ☆記   □真樹サロン短歌会記    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥笹田四茂枝 61‣63
       □後記             
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 68