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2019/09/01

2019年(令和元年)9月号

   2019年9月号表紙 題字 尾上柴舟   表紙 大瀨 宏
 ☆研究  □肖像画家 藤原隆信  ー古典の小径126ー           ‥‥外村展子
      □尾上柴舟のうた 222      ‥‥
澤田久美子 宮﨑孝司 山本光珠 
      □内面客観の道をたずねて115 ‥‥石井恵美子
 柳原孝子 小巻由佳子 村上山治 
                           廣本貢一 上脇立哉 吉田征子 勝地健一
      □近現代歌人の一首【浜田 到】           ‥‥近藤史郎
      □【異文化essay】24 ことわざ gold(金)
     ‥‥田中淳子
      □佳品嘆美 132〈万葉集〉〈佐藤佐太郎〉    ‥‥山本光珠  澤田久美子
☆作品評
☆書評   □小見山輝歌集『一日一首』             ‥‥新井邦子
      
□吉岡迪子歌集『猫の尾っぽ』                ‥‥新井邦子
      
□榎幸子歌集『わがものならず』         ‥‥岡田寿子

☆再録   □真樹の曙ー旧号抄録147(1)(2)(3)(4)ー
      □他誌抄録 95
☆記    □
 真樹サロン短歌会記                    ・・・・日野幸吉  
      □後記
 

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2019/09/01

ご案内 ー2019年9月ー

           真樹サロン
          日時 9月22日(日)10時~    協力
                      13時~15時 短歌会
              会費 500円(10時からの来会者は不要)
          出詠 1首を担当者 新井邦子まで(SMS可)
             締切 9月15日     

                  (会場は真樹社)
 

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2019/09/01

2019年9月号「前号20首抄」

 20首抄(2019年8月号より抄出)ー    
  毛布薄く病む身は心細けれど感謝よみがえり春暁を蹴る          勝地 健一
  ぎこちなく鍬(くわ)打つ吾(あ)子のかたわらにわれ常にあり妻ともどもに  滝沢 韶一
  四季通し間違えず出る植物に晏如(あんじょ)たるわが一生(ひとよ)と思う  龍野日那子
      何よりも目が第一と思うとき心の内もかがやかせたし           富田美稚子
  とぼとぼと歩む白鷺行く先のこよいのねぐら定まりいるか         豊田 敬子
  山裾のおちこちシャガの品の良き仏の世界ここにあるごと         永井 妙子
  開いたるページそのままめくられず春の電車はうとうと進む        長嶋 彰子
  わが心むしばむ虫を追い出して新しき風入れてみたしや          中村カヨ子
  人一人歩かぬ過疎の里ゆけば老人施設のにぎわう声す           中本芙美子
  なつかしきインキの匂いかがんとて本を面(おもて)に置けば寝入りつ    日野 幸吉
  朝ぼらけ貨物列車の音軽し目覚める我を励ますがごと           古澤 和子
  四月よと雀の声ははしゃぎつつ花冷えのなか木々を渡りく         村上 山治
  我が庭でランプ照らしてコーヒー入るそよ風に吹かれこよい二人で     森  光枝
  男ものの靴をひこずり歩く女ふんぎりつかぬ形見かと思う         吉山 法子
  晴れた日の球場の空見上げればぷかぷかの雲つかめる気がす        井原 弘美
  吹きすさぶ春の嵐に家にいて音読したり「一握の砂」を          岩本 淑子
  山々の膨らみやまぬ新緑は変容とげる生き物とみゆ            上田 勝博
  前へ前へ毛虫が進む音ありやだれも聞こえぬ密(ひそ)かなる音       上脇 立哉
  電柱に鳥のつがい飛び来ては巣を探しおり卵ありにけん          榎並 幸子
  悩みなきように振る舞えど胸重し憂さを晴らしに野山を歩く        岡田 節子

  
 
2019/09/01

山本康夫の歌ー2019年(令和元年)9月号

    『広島新象』(昭和34年刊) ―高野山(昭和28年作)―

     老木々の小暗きもとを行き行きてつくづく聞けり山坊のかね
     一寺の鐘鳴りおわるころ打ち揺れて山上の鐘また鳴りいずる
     山川をとび渡る時砂白き水底を這う蟹がうつくし