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2019/05/06

2019年(令和元年)5月号

  表紙2019年5月 
☆研究   □筆力英才圧紫清ー古典の小径122ー              ‥‥外村展子
      □尾上柴舟のうた 218      ‥‥
澤田久美子 中村 武 山本光珠 
      □内面客観の道をたずねて111 ‥‥石井恵美子 柳原孝子 小巻由佳子 村上山治
 
                           宮﨑孝司 廣本貢一 上脇立哉 吉田征子
      □近現代歌人の一首【田谷 鋭】            ‥‥近藤史郎
      □【異文化essay】21 身体表現2
              ‥‥田中淳子
      □佳品嘆美 128〈万葉集〉〈来嶋靖生〉          ‥‥山本光珠  日野幸吉
☆作品評
☆再録  □真樹の曙ー旧号抄録143 (1) (2)ー
     □他誌抄録 91
☆記   □真樹サロン短歌会記                      ‥‥中村 武
     □真樹賞・真樹奨励賞・康夫賞・年度賞要項
     □九十周年に向けて一翼を                    ‥‥山本光珠
     □ピクチャ便り
⑥いくつわかりますか? 
     □後記

2019/05/06

ご案内 ー2019年5月ー

          青嵐忌歌会

            日時  526日(日)1130分   法要―昼食―短歌会

            会費  1,500円(昼食代込)

            出詠 1首を担当者 吉田征子まで

            締切  515

           (会場は三滝ライオンズ山荘)

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2019/05/06

2019年5月号「前号20首抄」

   20首抄(2019年4月号より抄出)ー    

  
暖冬の安き甘藍捨てきれず屑(くず)にはせぬと急ぎ採りたり             堀部みどり
      朝集う我ら仲間は厚着して冬毛となれる柴犬を撫()ず               村上 山治
  内面を客観せんをさえぎりて内なる弁護士すぐに旗ふる                 吉田ヒロミ
  献体に供して内臓の無き吾()子を抱きて明かしき通夜の夜を            米田 勝恵
  シクラメン賜()びし友突と入院す花色見てはその上()を案ず             脇家登美子
  手に入りて卓の上なる他人顔バルサミコその謎の漆黒                 新井 邦子
  垂(しだ)れ梅枝を丸めて駕籠(かご)のごとゆるる枝の間に佐保姫御座(おわ)す 有本 保文
  爪をとぎ心をすまし思い描き一音にこめ弦を奏でる              上田 勝博
  暗闇に灯(ともしび)浮かび友いずこ五十二階の空中すみか           榎並 幸子
  古希すぎて生きいる証しを誌上にてつづることのみ生きがいとせん       岡田 節子
  リモコンの「風量切替」おしたれば音なき部屋は少し喜ぶ           喜多 敏子
  手術後に福山雅治の夢を見る夢にも思わぬ人の夢とは             後藤 祝江
  岩陰に緋鯉二匹いる冬の川夏の洪水よくも耐えたり              小畑  宣之
  介護士を目指すと通いいし肖さん姿見えぬを誰も語らず            小巻由佳子
  短歌書く冬の頃にはなぜかしら母が若くて父も同じき             佐々木孫一
  ゴムまりの弾むがごとくきびきびと君は笑みつつ人に尽くせる         柴地 暁子
  豪雨にて流されし墓所ようように再建なるを見届けにゆく           竹添田美子
  伝統の真樹の冠 重くして総身に走る雷(いかずち)の声            月原 芳子
  弟は病に負けず仏像が完成間近と心残すか                      難波 雪枝
  我が生(せい)は唯一無二の生ゆえに歌えはしない人工知能に            西本 光仁
2019/05/06

山本康夫の歌ー2019年(令和元年)5月号

  『まきのや抄』(昭和51年刊) ー長崎 (昭和50年作)

     
原爆に焼け残りたる一つもて鳴らす聖堂のアンジェラスの鐘
     君在りし日に送りたるわが書幅如己堂に見る二十五年経て      故永井隆博士に
     長崎と広島にありて叫ばんと誓いきわれはこの縁にして         如己堂
     賜わりし如己堂の湯呑使い古り二十余年をわれは生き来ぬ
     壮麗なる浦上天主堂見上げつつ如己堂館長の君に従う
     如己堂にも聖堂にも花々咲き満つる季(とき)を来合いぬ今日五月尽
     原爆の酷さを告げて石造の足なしマリア一つ目マリア